前回タイラバに出かけて2週間。
釣りをする人はご存知だと思いますが海の潮というのは月の満ち欠けと密接な関係があり、約30日周期で大きく一周。その間に約15日周期で大潮から小潮、大潮と移ります。新月から満月の約15日間が上り、満月から新月までを下りの潮と漁師さんは言っています。
前回のタイラバは上りの期間のちょうど中間若潮と呼ばれる日に当たりました。
そして、今回行ってきた日は下りの中間、またまた若潮でした。
新月を挟んで3日から4日間が大潮、その後4日間が中潮、その後小潮が3日あり長潮、若潮。
若潮で潮が大きくなり始め中潮2日、大潮を迎えます。大潮の真ん中あたりが満月で大潮は平均4日、希に5日、その後中潮が4日間、小潮が3日間、長潮、若潮がそれぞれ1日で中潮2日間で新月の大潮を迎えるということになります。
潮と釣果に明確な関係は証明されていませんが、場所と魚種によっていろいろな違いがありますね。
総じて、全く潮が動かない時は、魚が餌を摂らないのでかなり攻めの釣りになりますね。魚の目の前まで餌を運び、誘って食いついてもらわなければなりません。
船釣の場合は潮に乗って釣りをしますから流れが安定して流れている方が有利ですし、流れが速いと釣りにくいということもあります。
私の行く釣り場は、海峡周りが多いので、潮の流れが複雑で船長さんでも読みきれないことがしばしばですが、時期と潮周りが同じだと同じような結果になることが多いです。
言い訳みたいになりますが、今回は前回と同じ潮周りなので、鯛は釣れたらいいな、できれば潮止まりに、海峡のど真ん中で、アコウを狙おうと出かけました。
潮止まりまでは、あちらこちらでタイラバを巻きました。
私の行く釣り場はタイラバにしては比較的水深が深いです。50mが普通で、深いと90m~100m、潮に流されると100m以上はザラに糸が出てしまいます。ですから、PEラインはできるだけ細く、タイラバのヘッドは60g~100gでも小さいほうがいいのでタングステン。糸が細くできると、100mでも40g、潮が多少流れても60gで取れます。
だから、いつもの竿にセットして持っていくリールには、8本よりで0.3号という今一番細いPEを巻いています。
世界最強と言われていて0.3号で1号に匹敵する15LB(6.8kg)の強度。
8本撚り高密度の超高品質PEラインで、確かに底取りが楽になったんです。
リーダーは3号のフロロです。
ヘッドはほとんどノーマルで無垢の鉛かタングステン。底が荒れてくると根掛りが多くなりますが、この時期鯛が底にいることが多いので仕方ないと思います。
ベイトがいるときは、意外と反応が出るのが前にも紹介したマイクロフリップのレッドとチャートオレンジ。この形状がベイトに見えるのかもしれません。
リールはシマノのカルカッタコンクエストを使っていますが、カウンターがないのでPEの色で水深を測っていますが、ときどき数え忘れたり、、、最近は専用のリールでいいのが出ましたね。私が狙っているのは、2017年5月に発売になる新製品です。
今出ているタイプのものにハイギアータイプが投入されます。タイラバをしていると、あたりが、着底して1巻き、2巻きの間に出ることが多く、着底してすぐに跳ね上がるような動きをさせるのが良いとされていますから、ハイギアの方が有利かと。。。
このあたりは、完全に独断ですけどね。
タイラバを始めて何年になるか覚えていませんが、最初は船釣用の万能竿のようなもので始めましたが、やはり専用竿が欲しくなりました。
これまでの経験から、入門的な竿を購入してもすぐに上位のものが欲しくなることが分かっていたので、タイラバに関しては上級の竿を購入。ダイワとシマノのどちらにするか迷いましたが、シマノのスパイラルガイドを選びました。
シマノ(SHIMANO) 炎月プレミアム B69MLSが今愛用の竿です。タイラバでの釣りは基本向こう合わせの乗せの釣りなのでその点は全く問題なく使えています。
ただ、乗せ調子の場合、食い込みが悪いとバレることが多く、念の為に合わせを入れようとしても竿がやわらかすぎて合わせを吸収されてしまいます。また、鯛でなくアコウなどの大型の根魚の場合、ちょっと手間取る場合があります。今回も40cmほどのアコウをかけたのですが、危うく根に潜られそうになり立ち上がり腕を一杯に上に伸ばしてなんとか釣り上げることができました。最初のあたりでは、完全に値にはいられ、泣く泣く仕掛けを飛ばしましたんです。
最近、掛け調子の竿が出てきています。鯛釣りですから向こうが反転して竿を引き込もうとするときに合わせを入れるというもので、小さな前あたりでは合わせは入れてもかかりませんが、竿が合わせの動作に耐えているのが羨ましく思います。
タイラバだけに出かけることが多くなりましたから、もう一本竿が欲しくなっています。買うなら掛け調子ですね。
今なら、これシマノ(SHIMANO) 炎月SS B72MSを買いたいです。
今回のタイラバは本命の鯛は小型ばかりで全体で5尾という予想通りの不調。
裏本命のアコウも船で3尾でした。
しかし、天気予報で無理かもしれないと思っていたけど出船できましたし、
美味しいアコウも持って帰れたし、渋滞にも巻き込まれませんでしたので
ラッキーということにしておきます。
5月にもう一度、今度は鯛狙いで行きたいですね。