この4,5年は家の飲みの回数が多くなっています。
小遣いが少なくなったということもありますが、
仕事帰りにどこかで飲んで帰ると、生活のリズムが崩れ、
疲れが残るようになったのが大きな原因。
家に帰って、好きなものを食べながら
晩酌をするというのがパターンです。
酒類としては、ビール&焼酎orウィスキーという組み合わせが多かったです。
ビールはプレミアムモルツ、焼酎は芋で霧島の黒、三岳が多かったですが、
予算の関係でビールは第三のビール、ウィスキーは角瓶と移っていました。
一昨年あたりから、日本酒が欲しくなり、家でも料理酒に使っている
紙パックに入った菊正を飲んだりしていました。
外で飲む機会があると、純米吟醸のブームの折にも日本酒も結構飲んでましたが、
キンキンに冷やした生酒など飲んだときはそれなりなのですが、
なんとなく物足りないものを感じていたものです。
生まれ育ちは広島ですが、年齢的にも若い時期だったせいもあるのか、
広島のお酒は、実家にあった白牡丹か賀茂鶴。純米吟醸ブームのおりの
賀茂泉くらいしか飲んでいませんでした。
学生時代からの関西での生活で、灘のお酒を飲む機会が増えましたが
特別に美味しいと思えるお酒に出会わず、ただ、試飲をする機会が
あったりするとちょっと飲んでみるということの繰り返し。
そんな中で、白鷹、竹泉、奥播磨の純米酒が美味しいと感じていました。
昨年の入院から、家での一日の飲酒量を制限され、
どうせ飲むなら美味しい日本酒を飲もうと思い、
自分の小遣いで日本酒を求めるようになりました。
1日に飲むのは、1合。 多くても1合半。
ですから、燗酒にしてチビチビ。
家での晩ご飯のメニューは和食だけでなく、
揚げ物や、サラダなど様々で、
一般には日本酒に合わないと言われる料理も多いです。
でも、料理の味に負けない、
ちゃんと調和する日本酒があるんですね。
兵庫県の奥播磨というお酒。
値段は、紙パックのお酒とはいきませんが
1本が3000円弱。
毎日といっても休肝日が入りますから3週間で2本。
まぁ、小遣いの範囲でしょう。
同じ奥播磨でも、材料となるお米の品種が異なっていたり、
製法が異なるものがあったりとその味の違いを感じて楽しんでます。
そんなこんなで、日本酒の知識を得たいと、正月休みに求めた本が
古川 修氏著 「世界一旨い日本酒」というもの。
この本の中に私が美味しいと飲んでいる奥播磨の醸造元の下村酒造店が
紹介されていたので、なんか嬉しくなってしまったんですね。
しかも、一緒に紹介されている広島の竹鶴酒蔵。
この蔵は、NHKの「マッさん」で一躍有名になってしまいましたが、
私の出身の高校の同級生間では知らない人のいないといっていいくらいの蔵。
同級生の弟君で、私たちも面識のある人がこの竹鶴酒造の杜氏。
この本の中でも9ページに渡って彼のことが名入で紹介してあり、
彼の作るお酒が絶品であると紹介されていました。
嬉しかったですね。なんか他人事とは思えないような、、、、
ここのお酒は以前は広島のデパートでも取り扱いがあったのですが、
先日帰広した際、探しても見つかりませんでした。
一度は飲んだことのあるお酒なのですが、
味わって見たいと思うときに手に入らないもどかしさ。。。。。
それが、、、
手に入ったんです\(^o^)/。
2009年の生酛造りの熟成酒です。
ぬる燗でチビチビ。楽しんでいます。
故郷に思いを馳せ、古い友の顔を思い浮かべながら、、、