鯛という魚は釣りのターゲットとして1年中にぎわしてくれます。
春の桜鯛、のっこみのシーズンが釣果は伸びますが、
実はこの時期、卵や白子に栄養が行き、
身の美味しさは半減しています。
夏から秋は、餌が豊富で、鯛も食欲旺盛、
水温が高い時期なので活性も高く、
餌を求めてあちこち移動する時期でもあります。
卵を落とした後、荒食いをし、
栄養も十分で美味しい時期になります。
ただ、新子も多く、
型がなかなかそろいづらい時期です。
冬から春にかけて、越冬のため、しっかりと餌を食べ
脂が乗っている時期です。
水温が下がると、活性が悪くなりますから、
超過は伸びないですけど、
大物が狙える時期です。
こんなわけで、鯛つりの好きな人は一年中、
鯛を狙います。
そして、時期によって釣り方が変わるのも
鯛つりの面白いところです。
釣りというのは基本、その時期にターゲットが食している
ものを餌として使うか、それを模した擬似餌をつかいます。
鯛は雑食性。
ですから、その餌はさまざまなものとなります。
また、鯛を狙う場所によって、その餌が異なりますので、
他の地区でよくつれている餌だからといって通用しないこともシバシバ。
ですから、釣り人は、様々な仕掛け、
餌を準備するようになるのです。