プロ野球が開幕して2週間が過ぎましたね。
我が広島カープは、まだDeNAと試合をしておりませんが
開幕ダッシュに成功して快調に首位を走っています。
まだまだ優勝がどうのとかいうような時期ではありませんが
それはそれで気分の良いものです。
そんな折、広島交響楽団だ24年ぶりに大阪で公演するという
話が飛び込んできました。
私自身、クラッシクコンサートを聴きに行くというような
趣味を持ち合わせていませんですのでそちら方面のアンテナが
ないということもありまして、2週間ほど前に急におしらせ
が届いたわけです。
広島という地域は特別に郷土愛の強い地域だという意識はない
のですが広島カープもそうであるように、地元密着型のチーム
組織、産業が多いように思います。
お好み焼きソース、日本酒、漬物といった食べ物から
野球、サッカーといったスポーツ。そしてこの広島交響楽団
という芸術部門もとにかくできるだけ応援しようという意識が
ありますね。
たまたま、広島交響楽団の関係者に中高時代の同級生がおり
私が関西での同窓会の役員をしていることもあり、告知を
かねて情報が入ったわけです。
同級生、同窓生のネットワークはたいしたもので、急であった
にもかかわらず十数名は貢献できたのではないかと思います。
私も時間調整をして行って来ました。
正直、クラッシクを生で聞くというのは片手でも余るくらい
です。中学生の時にプロの演奏会にいったのと、後はアマチュアの
演奏会くらいですかね。
レコードやCDも交響曲は有名どころを聴いてはいましたがフルで
聴くというより、BGMで聞き流しているという感じでしたね。
今回、この歳になってオーケストラの演奏を生で一人で聴くという
経験は大変貴重なものでした。
席はステージに向かって左手の2階席、
ちょうど指揮者の左手前方上あたりに座っていました。
ですから演奏中は、指揮者の指揮棒を振っている様子、表情までが
見える位置。
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 4楽章からなる演奏でしたが、
退屈することもなく楽しむことができました。
でも、自分の勉強不足ということもあるのですが、こうしたクラッシック
と呼ばれる分野の曲はどうやって出来たのか不思議でなりません。
歌曲やわれわれが普段耳にしているポップスなどにしても、歌詞や思いがその曲の旋律にのって聞き手に伝わってきます。その曲の背景が聴衆に伝わりやすいといえばよいのでしょうかね。クラッシクでも室内楽などは、比較的背景もわかりやすく楽しみやすいと感じます。
今回、コンサートで聴いた交響曲、その楽章、楽章で、私の中で明るいとか薄暗いとか、穏やかとか激しいとかのイメージはわくのですが、それが人間の感情を現しているのか、自然を現しているのかといったことが浮かんで来ず、ちょっと居心地が悪いような気がしました。
演奏を見て楽しむことは出来たのですが、聴いて楽しむことが出来なかったのは私の知識不足なのかなぁと思った次第です。
交響曲というのが、沢山の種類の楽器を演奏することが目的で出来ているとは思えないし、各楽器の音色のハーモニーで現そうとしたものが何なのか知りたいなぁと思った次第です。
でも、良い経験でした。
また、機会があれば、聴きに行きたいですね。