物販のお店や飲食店などを始めとして、
エステサロンや、治療院なども最近では必ずといって
いいほどホームページでの集客に力を入れいます。
企業だけでなく個人経営のお店も
今はホームページを持っていない方は少ないかも。
でも、ブームというか、周りがＨＰは必要だとか、
作成業者が、ＨＰの利点をいろいろと説明するのを聞いて、
なんとなく開設しているという人も多いです。
ホームページというのは、何のためにあるのでしょう。
広告手段の一つとして捕らえていると思いますから、
商品やサービスをお客様に購入してもらうことが
最終的な目的であると思います。
広告手段としては様々なものがあります。
ダイレクトメール、チラシ広告や、タウン誌への掲載などは、
提供者から、お客様となる候補の方に直接メッセージを
届けることが出来ます。
そうしてそれを受け取って読み、来店・来院を促された方が
お客様として訪問してくださるわけです。
テレビやラジオでのコマーシャルは、一般の方が意図的に
見たり聞いたりしようとするわけではなく、放送を視聴する
合間の時間に流れます。
そこでは商品やサービスの説明や値段だけでなく、
商品やサービスを利用することによって得られる
イメージやブランドの魅力をダイレクトに届けています。
そして、興味を持った方が、店舗や院を訪問したり、
電話やインターネットで申し込むという流れです。
では、ホームページはどんなものでしょう。
インターネット上に開設するホームページは、
それだけでは能動的にお客様に働きかけることはありません。
ホームページと言うのは、訪問者がダイレクトにそのサイトの
アドレスを打ち込むか、検索エンジンで検索し見つけて初めて
見てもらうことが出来ます。
どちらかと言うと、静的な待ちの広告手段なのです。
この記事を読まれている人は、そんなことは百も承知とは
思いますが、特に個人経営者の方の中にはホームページを
費用をかけて設置したのに、何の効果もないと思っている方は
多いようです。
ホームページの作成業者の目的は、ホームページを作るという
注文をもらってお金を貰うこと。
ですから、見た目にキレイな、機能的なホームページを
作成することで評価を受けようと考えます。
最近は、一般的な集客の仕掛け（ＳＥＯ対策）までは、
行ってくれますが、作成したホームページでどれだけの
売り上げを取れるかというのは、彼らの仕事ではないわけです。
ホームページ作成業者の実績に、
顧客の売り上げアップを上げているところはまずないですよ。
一方で、経営者にとって、ホームページは全体のマーケティングの中の
一つの手段、仕掛けに過ぎません。
とにかく、お客様が店舗でお金を使ってくれなければ意味はないのです。
そのためには、ホームページを他の手段と合わせて、
どのように使い、集客して、
利益を上げるかという全体の設計図が必要です。
自分が行っている業は、
どんな人に受け入れられる商品・サービスであるか、
その人たちは、それを購入することによって
どのような満足が得れるか、
その対象となる人にどうやって情報を届けるか。
そういうことをきちんと考えた上で、
ホームページを活用していきたいですね。