気付き

気付き

少し前にマニュアルの是非について
書きました。

マニュアルというのは必要なものであるが、
それだけで十分なものではない。

というのが、趣旨でした。

私の職場でも
いつの間にかマニュアル化されたものというのは
沢山あります。

そして、そのマニュアルのおかげで仕事の能率化が
図れたものも沢山あります。

でも、全てをマニュアル化し、
そのマニュアルをこなすことが仕事であると勘違いしていないか？

と、問いかけています。

本来は、目標があり、
その目標を達成するための手段を実施する。

その手段を効率化するためのマニュアル化なのに、
マニュアル化することが目的になったり、
マニュアルをこなすことが目的になっていないか？

目標が達成できなければ
その手段の改変をしなければなりません。

一時は効果があった手段も
時間の経過とともに陳腐化、マンネリ化してしまいます。

自分はちゃんと仕事をしているのに、
マニュアルどおりにしているのに、
今までと同じことをしているのに、
と、声高らかに叫んでも、
結果が付いてこなければ自己満足にしか過ぎません。

自己満足で済めばよいですが、
組織の衰退を招くかもしれません。

もう一度、
今自分が、
どういう目標を達成するために（何のために）
何を、どうしようとしているのか。

それは、目標を達成するために
十分な手段なのか

を自問自答しなければいけないと反省しています。

それを気付かせてくれたのは

アラフォーマザーが月収１００万円女社長になった軌跡

という無料の読み物。

ネットショップの物販をしている方が、
このたび独立して社長になったのを記念（？）して
無料で配布されているサクセスストーリーです。

私は、
世に出ているサクセスストーリーとか
How to 本　も何冊か読みましたが、
いまいちぴんとこないものが多く
何千円かの出費が無駄になったと
後悔してきました。

朝一番に出勤して
トイレの掃除をする。
整理整頓を心がける。

それぞれにためになると思われることはかかれていますが、
それをやったから成功したと思われるものは大体かかれていませんよね。

結局、朝一番に掃除からはじめるということは、
自分の働く場所、又はお客さんに来ていただく場所を掃除しながら、
自分がすべき仕事を考えるための時間を毎日作り出すことが必要。
というように、自分なりの解釈を加え、納得してきました。

アラフォーマザーが月収１００万円女社長になった軌跡

これも、多かれ少なかれ似た様なものではないのか？

と思いながら読んでみると、
PDFで70ページほどのものですが
読み物としても面白く
一気に読み終えました。

中身はマニュアル本とかHow To ものとかと異なり、
この女性がどんなことを目標に何を行ったかということが
判りやすく書かれていました。

私の属している組織は、
生業として物販をしているわけではありませんが、
一種のサービスを提供し、
その対価をいただくために営業活動を行っています。

このアラフォーマザーが月収１００万円女社長になった軌跡に書かれている内容のことを、
私の組織に置き換えてみたとき、

最初に書いた
「自分はちゃんと仕事をしているのに、」
「マニュアルどおりにしているのに、」
「今までと同じことをしているのに、」
という前に、

「どういう目標を達成するために（何のために）
何を、どうしようとしているのか。」

「それは、目標を達成するために
十分な手段なのか」

を自問するに至ったわけです。

年度の切れ目のときに、
このような気付きをもらったことに感謝し、
これを読んでくださっている人に
24年度も頑張るよ！
と宣言をする次第です。