釣りをするようになって、だんだんとお気に入りのリールが出てくると、長く使いたいと思います。
竿も、リールも消耗品といえば消耗品ですが、仕掛けなどのように1回使えば終わりというものではないので出来るだけ長く使いたいと思います。
そのためのメンテナンスというのは必要なんですね。
ただ、説明書やメーカーの勧めているメンテナンスは結構大変です。パーツクリーナー、専用のオイルやグリス、ドライバーを用意して、パーツを分解して清掃する手順が書かれています。
これを全てやっていると結構大変ですし、細かいパーツを失ったり、組み立て順を間違ってトラブルの原因ともなります。
最近のリールは入門機でもかなり高品質化しており、こうしたメンテナンスの対象でなく、メーカーでのオーバーホールを推奨していることもありますから、1年~3年(使用頻度にもよります)に1回メーカーへオーバーホールに出すことを前提にするなら、使用後の最低限のメンテナンスをすれば十分だと感じています。
最低限のメンテナンスは水洗い。
海で使用する場合は特に塩を落とす水洗いは早ければ早いほど言いと言われます。
船釣りに行ったら、帰りに港でホースで水をかけている人がいるくらいですから塩というのはリールだけでなく竿、ラインを傷める要素と考えられています。
普通は家に帰ってからの作業になります。
1.まずリールのドラグをしっかり締めます。
2.流水で汚れを取りながら流す(シャワーでもOK)
・水の強さは、手を洗うくらいの強さが目安。
・スピニングリールのラインローラー、ベイトリールのスプール、クラッチあたりはしっかりと流しましょう。両タイプともハンドルノブあたりも塩がたまりやすいところです。
3.常温の水道水で洗い、洗い過ぎないこと
・ラインの塩抜きのためにそのまま長いことシャワーを浴びせたり、温水で洗い過ぎないこと。(必要な油を流してしまうことに)
4.スプールを外し、しばらくラインに流水をかける(洗面器などで水に浸しても可)
・後、水気を切りドラグワッシャー部分にグリスを塗る
・この塩抜きをしておかないとラインが潮カミをしたり、スプールが侵食されます。↓
5.水切りやタオルなどで水気をとり、日陰で涼しいところで乾かす。
・この時、水で流しきれていないホコリや汚れは細かいところは綿棒なども使い取り除いておくとベター。
このほか、ラインの巻き替え(ラインの巻く向きを反対に変える)、ラインの交換などをシーズンオフには行います。
これで、私は大きなトラブルに巻き込まれず使っています。
部品が故障したり、破損したりするとメーカーに出すことになりますが、オーバーホールも含めて高価な上位機種ほどこうしたメンテナンスの外注費用が高くなるということは覚悟しておきましょう。
メーカーや釣り具屋さんの言うとおりにしていれば間違いは無いと思いますが、費用はかさみます。ですから、主導権を自分で握って、見積もりなどを取った上で、必要なものを選ぶことをお勧めします。