風邪をひいた人が回りに沢山出てきましたね。
風邪をひいたら・・・。
とテレビでも風邪薬の宣伝が多い時期です。
でも、最近の薬の傾向って少し変わってきたような気がしませんか。
配合成分を強調しているように思えるのですが。。。。
それと、新製品。
フィルム状の薬が結構人気のようです。
葛根湯にビタミンCを世界で始めて配合しましたというのもありますね。
もともと葛根湯は漢方製剤。
漢方製剤とは、複数の生薬を組み合わせて作られたものですから、
そこに人工的に合成したビタミンCを配合したら、
これはもう漢方薬ではないですね(^^;
そうそう、漢方薬とか、漢方医学とかは
中国のものと勘違いされている人は結構多いです。
もともとは、大陸からわたってきたものには間違いありませんが、
その後、日本で独自に発展してきたものです。
漢方という呼称の発生は、
江戸時代に日本に伝わったオランダ医学「蘭方医学」と
区別するために生まれたとされています。
実際、中国や韓国には漢方という言葉はありませんね。
漢方医学は中医学、韓医学とは似ていて非なるものなのですね。
また、生薬=漢方薬という考え方も間違っているのです。
私が子供のころ祖母から与えられていたセンブリやドクダミという生薬は、
理論的、体系的な根拠があって使われてきたわけではなく、
経験や伝承によって、生活の知恵として使われてきました。
これらの生薬はいわゆる「おばあちゃんの知恵袋」に類する民間薬で、
一種類だけで使われるのが特長のようです。
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