応援しているプロ野球球団の広島東洋カープの今シーズンの優勝はもう決定的でしょう。
昨日、優勝が決まるかと楽しみにテレビを見ていましたが、残念ながら、阪神と巨人の試合結果で優勝は持ち越しとなってしまいました。
巷では25年ぶりの優勝ということで、奇跡のような取り上げられ方をしていますが、チーム力からすれば優勝とはいかずとも、ここ数年はAクラスにいないのがおかしい位でしたね。
広島カープの初優勝はもう40年以上前のこととなりますが、そのときのチームの状態、そして25年前のチームの状態、今年のチームの状態というと最も強いと感じさせたのは25年前でしょう。
初優勝のときは、選手の力も上位レベルではありましたが、あのONが現役の時代でもあり、監督の選手の力の把握と、起用の仕方が素晴らしかった様に思います。
25年前は、選手層も厚く、特に投手陣の充実はすごかったです。監督の力量というよりは、選手の力で優勝したという感が強い時期でしたね。言い方は悪いですが、誰が監督をしてても優勝できた時期だと思います。
ちょうど、阪神が星野監督を迎えて優勝したときのようなものでしょう。野村前監督や、岡田2軍監督が若手を育成し戦力として育った時期に、広島から金本選手を取り、優勝したときとかぶります。
最も、広島カープにはそれほどの資金力はなかったですが、自前でスカウトし、育てた選手がセンター、ショート、セカンド、キャッチャーという生命線を堅守していましたね。それに、大野投手をはじめとするピッチャー陣の充実は他のチームを寄せ付けない強さがありました。
あれからあの時代の選手が多くFAで他球団に移籍したり、引退後もコーチとして他球団で活躍していることを見ても、当時の広島の選手層の厚さはわかりますよね。
今年はというと、緒方コーチ、野村1軍監督となった時代から2軍内田監督らとで若手選手を育成し、その結果が一昨年くらいから見え始めていた時期でした。この内田2軍監督の指導は定評があり、小早川毅彦、緒方孝市、野村謙二郎、江藤智、前田智徳、金本知憲など草々たる選手を育てている実績がありました。
本来なら、昨年、新井選手、黒田選手の復帰もあり、前田健投手という柱もありましたから優勝してもおかしくない戦力でしたが、その通りに行かないことも野球の面白さでしょう。
今年は、前田健太は抜けましたが、だんだんと投打のバランスが取れていくのが頼もしかったですね。
大瀬良投手の故障もいえ、会澤のリード面の不安も成長とともに薄らいで、福井投手も復調となってくれば、黒田投手は引退したとしても、しばらくは広島カープの伝統である投手王国の再現がなるのではないかと期待しています。
ジョンソン、へーゲンズ、野村、福井、大瀬良がこのまま先発として安定し、岡田、薮田、九里、中村がもう一皮剥ければ先発陣として問題はないでしょう。中継ぎとして一岡、ジャクソン、今村、戸田、中田、オスカル、そして中崎となればかなりの戦力と思うのですが贔屓目でしょうかね。これで、黒田選手がコーチにでも就任してくれれば言うことはないのですが、少し無理でしょうね。
まぁ、来年以降のことはさておき、次のCSに合わせて、準備を進めるでしょうけど、まずは推定、巨人相手に投げ勝ち、得点が取れるように準備をして欲しいですね。
西武時代の工藤投手には苦い目に合わされていますから、できれば日本シリーズはソフトバンクと対戦し、監督としてリベンジして欲しいと思っています。
私も出来れば100メートル道路(平和大通り)の優勝パレードを見に帰りたいと思っています。