先日かかりつけのはりの先生から屠蘇散をいただきました。
実家ではお正月に家族がそろって元旦の朝に
お屠蘇を飲むのが当たり前だったので、気にしたことはなかったのですが、
お屠蘇の習慣というのはあまり一般的ではないのでしょうか。
周りの人はあまり知りませんでした。
母は、どこから手に入れていたのか今となっては不明です。
もともとは宮中の正月の儀式、
漢方薬の一つとして年始に処方したものを
一年の健康を祈り振舞われたようです。
近年では医者が薬代の返礼にと
屠蘇散を配るようになったとされています。
薬店でも年末の景品に屠蘇散を配る習慣があるそうです。
次のお正月は父の一周忌がまだですので、
お祝いとして飲むわけにはいきませんが、
ちょっとお酒もいただきたいですし、
お酒につけたあと、
お風呂に入れてもいい香りで気分が落ち着きます。
現在では、山椒・細辛・防風・肉桂・乾薑・白朮・桔梗が
処方されているといいます。
昔はいっていた薬効の強い成分は抜かれ、
食用範囲として調合してあり、
2g程度ですから、医薬効果は期待できないといいますが、
元気になれるような気がするのは私だけなのでしょうかね。
①お酒またはミリン300ml程度を用意します。
②購入した屠蘇散を袋のまま浸します。
③生薬成分が溶け出すのを待ちます。
④7~8時間程度放置してから袋を取り出して出来上がりです。
実家では、みりんをお酒に混ぜて入れていました。
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