一つ前の記事くらいからタイラバの仕掛けの話をチョコチョコとしています。
時間はあるけど小遣いがないという中で、船釣りの費用と道具の費用をひねり出すわけで節約できるところは節約しないといけません。
釣りブームは相変わらず好調子で推移しているようで、一つのターゲットに特化したタックルが、今度はそのターゲットの釣り方を細分化し道具立てを変え、沢山の種類の商品が生み出されています。
新しい竿やリール、仕掛けが出るたびに釣り具屋やネットで目に入りますからめちゃめちゃ気になるところではありますが、ナニクソ乗せられてたまるか、という反骨心もあるわけで、時期によってターゲットとなる魚の習性等をもう一度確認したりするわけです。
1年を通して、ターゲットとなることの多い真鯛ですが、時期による鯛の捕食パターン、行動パターンが異なり、中々同じ状態のときに釣行回数を増やすことはなかなか難しいものです。
漁師さんでさえ、わからないことが多いといいますから、私達アマチュアの釣人が鯛釣りを語るのはおこがましいとは思うのですが、今まで行った日の潮見、天気、場所などを再確認して、予想し、準備するのは必要なことであり、また、我々釣人の楽しみでもあるわけです。
そんな楽しみの一つが仕掛け作り。
釣り道具のメーカーが出している既製の製品を使ってみて、足らないところを改善した仕掛けを作ったり、ちょっと観点をかけて作ったりして、その仕掛けでターゲットを釣り上げたときのうれしさは、非常に満足度が高いものです。
これまで、キスの船つり用の仕掛け、大型メバル用の仕掛け、青物用の呑ませ仕掛けなどを自作し、まずまずの成果を得ていますので、昨年当たりから試行錯誤を繰り返している鯛用のサビキ仕掛け、タイラバ仕掛けを完成に近づけたいと考えているわけです。
自作仕掛けのコンセプトとしては
・材料費がかさまないこと
・釣場(船の上)で、簡単に交換できること
(・既製品の欠点を補なっていること)
をあげて取り組んでいます。
タイサビキは、試作品は完成していますのであとは実釣で確めるだけです。
ポイントは2つ
1.ハリスがよれにくく、絡まりにくくし、その解消も手早く出来るようにする。
2. 釣場での当たりカラーの擬餌がつかえるようにする
1つ目は右図のように、エダスと幹糸の結合をビーズに変え、ハリスがよれたり絡まったりすることを改善しました。また、このビーズを使うことにより、ハリス、針の交換が手早く行えるようになります。
2つめは擬餌を針のチモトで針と一緒に固定するタイプから、針にチョン掛けするタイプに変え、その擬餌を自分で切り出し、種類も増やしておく。
ただ、この擬餌の素材はサバ皮ではまだ自作できていません。とりあえず現状ではシリコンシートを切り出して作っています。
プラスアルファーとして、市販のモノより多少ハリスを長くし、幹糸の号数を上げて、幹糸を再利用出来るようにしています。
まだ、実釣をしてませんので、この幹糸の号数を上げても釣果が落ちないかの検証をして見たいところです。
次の釣行で是非使ってみたいですね。
タイラバは、今まで3種類くらい自作しています。ただ、これまではタイラバ仕掛けの擬餌の部分(タイラバフック、ネクタイ、スカート)がワンセットになったものを作ってきましたので、形、色、ボリュームなどの組み合わせが無数になってしまい、コンセプトの1の部分がおろそかになっている感がありますので、そこを改善したシステムを作っているわけです。
これもほぼ完成した状態になっています。(詳しくは ⇒ タイラバ仕掛け自作 )
これについては、また説明します。