最近、本を読むペースが落ちている。
年のせいか?
読む本の種類が、どちらかと言うとビジネス書に偏ったせいかもしれないし、
家庭で時間が取りにくくなっているせいかもしれない。
300ページ程度の本が1週間近くかかってしまう。
基本、通勤時の電車の中で読んでいるわけで、
ビジネス書の場合は、読み終えた後、
線を引いた箇所を、ノートに写したりもする。
How to ものではないが、結構参考に出来る点はある。
作者が16歳までカルト集団ですごしたと言う経験を持ち、
洗脳、操作、人間心理を研究したと言う。
独自の「説得」理論で、コンサルタント業を営んでいる人。
説得と洗脳の違いということについて、あまり考えたことは無かったが
この著者は「操作は片方の人間だけが恩恵を受けるのに対し、
説得は双方の人間が合意に達し、恩恵を受けられるので、
説得は操作よりも継続した関係を築くことができる」とし、
ビジネスにおける説得の必要性と、説得力の作り方を示している。
本の帯びには「悪用厳禁」と大きく示されているが、
内容は至極真っ当なこと。
読む人の感性の問題である。