御靈信仰(ごりょうしんこう)による神
※御霊信仰:非業の死を遂げた人間の霊魂が祟って厄災を引き起こすと考え
その怒る霊魂を慰め神として祀ることによって強力な守護神となるとされる
平将門は第50代桓武天皇の血族の豪族である。
NHKの大河ドラマ「風と雲と虹と」でもその生涯が取り上げられましたので覚えていらっしゃるかたもあるのでは。
彼が御霊信仰の対象となった出来事は「平将門の乱」です。
これは、平将門が、周辺の国府を制圧し、親王として関東に独立政権を築こうとしたのですが、反対勢力の藤原秀郷(ひでさと)に討たれ、日本で初めてさらし首にされたという事件。
京都で晒された将門の首は、突然飛び上がり、関東まで自力で帰ってきたといわれています。
その怨念を恐れ、御霊信仰により江戸の総鎮守として祀られるようになったというものです。
東京駅からすぐのところに首塚があり、それを取り壊すことが出来ず周囲を加工用にビルが建っています。
「将門の首塚に蛙の像をお供えすると、仕事などで遠くへ行くことになっても、無事に帰ってくることができる」
というジンクスもあるようです。
神様の御用人6 (メディアワークス文庫) [ 浅葉 なつ ]でも、この平将門が登場し、御用人に御用を言いつけます。
海音寺潮五郎さんの小説『平将門』やNHKの大河ドラマ「風と雲と虹と」でも登場する「桔梗」という女性がKeyとなったようですね。
平将門については史実は明らかではない事あるようですが、小説として書かれているものを読むのも面白いと思います。
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